IT業界で生き残るためのエンジニア戦略
エンジニアとして働いていると、IT業界のトレンド技術ばかりを追ってしまいがちだ。ディープラーニングや機械学習という言葉が広がるにつれて、PythonなどAI技術に特化している言語を学ぶエンジニアも増えているが、IT業界を生き残るためには最新の技術だけでなく、古くから需要のある技術もしっかり身に着ける必要があることを知っておくべきだろう。
IT業界のトレンドは今までは10年程度で変わってきたが、技術の進歩に伴ってトレンドの移り変わりのペースも速くなってきている。そのため、最新技術だけで生き残ろうとするのは危険と言えるだろう。
そこで、安定して需要のある言語としてJavaが挙げられる。Javaはプログラミング言語の中でも需要が高いことから最初に学ぶ言語として選ぶ人も多いが、難易度が高い故に挫折してしまう人も多い。
しかし、JavaはPythonなどと比べてコードを書くうえでのルールが厳しいことから、プログラミングの基礎をしっかり固めることができ、他の言語にも応用しやすいというメリットがある。したがって、プログラミングを始めるならPythonなどといった流行りの言語はJavaなどで基礎固めをしてから触れる方が良いだろう。
また、プログラミング技術が進歩するにつれて、PerlやCOBOLなどの古い技術を使いこなせるエンジニアが減ってきている。
これらの言語の需要が一切無くなるということはあり得ないので、あえてこのような言語を学ぶというのも良いだろう。それに、古い言語は習得コストが比較的低いという点もメリットとして大きい。